ボディ手前に見えるリング状の部分が、自作リボルビング雲台
EOS R5+EF-Rマウントアダプター+SIGMA 12-24mm F4 DG HSM
目次
制作理由
同一地点で、縦横の写真撮影が必要になる案件があり、これまではアルカスイス互換のL型ブラケットを都度付け替えていました。
しかしこの動作、枚数が増えてくると結構な手間になってきます。
それに時間が限られたり、切迫しているときなど、焦っている場面では撮影を急ぐあまりブラケットの掛りが甘く、カメラが落下してしまう可能性が高まります。
実際に数回ですが数回、掛かっていなくて載っているだけの状態だったことがあったことが決め手になりました。
既存品ではダメだった
まず、既存品で似たものがないか条件付けで探しました。
私の場合は
1.SIGMA 12-24mm F4 DG HSMが使えること
2.アルカスイス互換であること
3.光軸があまりずれないこと
の3点です。
2と3については、クリアできるものがいくつかありましたが、1もクリアできるものとなると見つかりませんでした。
というのも、既存品は内径が75ｍｍを上限としているものが多く、これではRF24-105mm F4 L IS USMすら使うことができないからです。
また、SIGMA 12-24mm F4 DG HSMだけで1.1㎏、R5とマウントアダプターを合算すると約2㎏。
剛性も必要でした。
既存品ないなら作ってみようか、と思い制作したのが以下になります。
試作途中の回転式三脚座
限られた工具＝既製品の組み合わせ
電動工具はある程度保有していましたが、正確に穴を空けるボール盤などの据え置き系の機械はもっていません。
さらにスムーズな動作をさせるためには、リング部分は既製品を流用しようと考えました。
いろいろ調べてみると先達にも似たような考えのもと、制作を行っている方がおり、画像をヒントにさらに調べていくと
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回転テーブルの下に敷くリングを見つけました。
ベアリングが内蔵され、内外のリングが回転する仕組みになっています。
カメラよりも重いテーブルを回転させるため、剛性については十分期待ができます。